2013年5月8日水曜日

Cebuで潜ってきた #3/4

#1 4/26 - 4/27
#2 4/28 - 4/29
#4 5/2 - 5/4

4/30 今日もまた晴天。
まずは、バスコーラル(オランゴ環礁)で2本潜った。午後は、マクタンのマリンステーションへ行った。

バスコーラルは、最近サンクチュアリになった場所だ。
浅瀬も広がっており、ニセクロホシフエダイの大きな群れが見られる。

メガネモチノウオ(ナポレオン)の子供。

30cmぐらいだった。子供のころは、デコっぱちにはなっていない。色も青くない。
とても地味な感じだ。目のあたりが少しにている。これが将来あの貫禄のあるナポレオンになるのだ。
まだまだボナパルト坊やだな。

エンマゴチ

以前もこのポイントで見かけた。この辺に定住しているようだ。ワニのように口が長い。

グルクマ


ツノダシ

結構たくさんいたので、いつでも撮影できると油断していたら、良い写真を撮ってなかった。

スズメダイの稚魚たち

こういう細かいのにばっちりピントがあうとかっちょいいんだけど…

ウミテング

動かずにジッとしているので、撮影しやすい。

モンダルマガレイ


タカサゴの稚魚?の群れ


アイゴの稚魚の群れ


ニセクロホシフエダイの群れも居たのだが、浅いところ(ドロップの上)だった、撮影できなかった。
ここのニセクロホシフエダイの群れは本当にすごい。ちょっと見れただけでも、まあいっか。


晴天に恵まれて、移動も楽だ。
マクタンに戻って、大物を期待しつつ、またもやマリンステーションで潜る事にする。

そして、ついに出た超大物「ジンベイザメ」だ!!
初めはイワシ玉を撮影していたが、途中でガイドが「カン!カン!カン!」と鳴らしたので、何事かと思ったら、下からヌーっとデカいものが!
あわてて、カメラをそちらへ向けるが、よりによって、こんな時にカード容量不足。
強制的に撮影終了。あ~ぁ。

一緒に潜っていた友人が撮影したジンベエザメ。
さすがビデオカメラ。綺麗な動画が撮影できている。

やはりあのイワシが増えたころから、海の中の何かが変わったのだ。
日本では古来、ジンベイザメを大漁の神様のように扱っていた。イワシもオキアミを食べるので、イワシの増加は海の豊かさのキーなのかもしれない。
この日は、夕食時もジンベエの話題で盛り上がった。


5/1 朝の10時ごろに潮が満ちているので、ナルスアンへ向かった。
マリバゴ(ダイビングボートの港)から、ナルスアンへいく場合、浅瀬を突っ切るのが早いが、潮が満ちていないと、グルッと遠回りしなければならない。こういうときでないとナルスアンへ楽にはいけないのだ。

今日もまた良い天気。


途中、なんとイルカが出た。あわてて撮影を行うが...

ダメダメだ。一体何を撮影しているんだか。最後の方でやっとチラッと、イルカの背中が写っているのだが、どうでもいい。

ナルスアンは、ヤッコエイが多い。ムレハタタテの群れが時々現れる。
砂地が広がっている。
カメラを持っていくかどうか迷って、結局持っていかなかった。
代わりに、ふだん持たない差し棒を持っていった。

なんと、アオウミガメが出た。ただし、遠かったので、ややボヤけていた。
モアルボアルなら遭遇率100%だが、マクタン側でカメは珍しい。
ロウニンアジ、アカククリ、イソマグロ、コクハンアラなどのレア物が見られた。

それだけならいいが、巣作りをしている「ゴマモンガラ」が居た。
繁殖時期には、縄張りに侵入するものをなんでも攻撃する。もちろん、人間も攻撃する。
サンゴをかじる丈夫な歯を持っており、それでつついてくる。顎が小さいので、鮫やウツボよりは安全だが、無防備な部分(手など)を噛まれれば、怪我になる。
数年前、気がつかずにうっかり近づきすぎた人の手を噛むのを見たことがある。そのときは、グローブをしていたため怪我にはならなかったものの、グローブが割けていた。

まだ離れている位置から、ゴマモンガラに向かって「グー」を突き出す(ダイビング手話で「危険」の意味)。
すると、何を勘違いしたのか、後ろから来た人がそのゴマモンガラへどんどん近づいていく。撮影をするようだ。
現地人ガイドも異常行動を察知し、素早く援護に向かう。
現地人ガイドはゴマモンガラの扱いにもたけている。まずは一安心だが、油断禁物。
私は8~10mぐらい離れたところから、監視を続けた。撮影者とガイドは、2mまで近づいている。ガイドが差し棒を用意していつでも反撃できる体制をとっている。

撮影は無事に終わったものの、そのゴマモンガラは、今度は私に近づいてきた。
しっかりと睨みつけているため、ゴマモンガラもそう簡単には攻撃できない。隙を見せたら、攻撃してくる。
何度か足ヒレでキック攻撃をするが、相手は魚だ。全部避けられる。
通常なら、巣から十分に離れれば帰るのだが、おそらく、巣の作りかけなので、まだ卵が無いのだろう。
20mぐらい離れた場所でもまだついてくる。

やりたくはないが、やむおえまい。
差し棒と懐中電灯をヌンチャクのように構える。次に近づいてきたら、殺す。
そう決意した直後、ゴマモンガラは帰って行った。

あとから現地ガイドから聞いたのだが、尖った長いものをゴマモンガラは怖がるそうだ。
それが本当なら、私が差し棒と懐中電灯をヌンチャクのように構えたために逃げて行ったのだろう。1つ勉強になった。
またもし、カメラを持っていったとしたら、差し棒を持っていかなかっただろうから、運がよかった。

ナルスアンでは2本潜り、3本目はまたもやマリンステーションへ。
二匹目のドジョウじゃなくて、二匹目のジンベエを期待したわけではないが、最近のマリンステーションは潜っていて楽しいのだ。




のんびりダイビングをした。写真もほとんどとらなかった。
結局、この日は、一日中ほとんど写真を撮ってない。
なんもせんで、ボーッと漂うのが気持ちいい。

少し疲れがたまってきているようだ。
どっかでゆっくり休まないといけないのだが、この日も夜遅くまで遊びに行ってしまった。ビール(サンミゲル)も飲みまくった。

この溜まった疲れと飲みすぎが、次の日の朝、とんでもない事の原因になるとは、この時知る由も無い。

つづく。

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